【北朝鮮のミサイルと為替の影響は】過去の実績データで分析してみた
今回は、北朝鮮のミサイルによる為替の影響についてご紹介します。
前回は、北朝鮮のミサイルによる「株価の影響」についてご紹介しましたが、今回は為替です。
(参考記事)北朝鮮のミサイルと株価の影響は】過去データから日経平均を検証
為替と株価は紐付いていますし、世界情勢によって大きく変動しますので、実際のデータを見ることでその傾向をつかむことができます。
北朝鮮からのミサイルは今後も発射されることが予想されますので、これをチャンスと捉えて為替で儲けてしまいましょう!
スポンサードリンク
北朝鮮のミサイル発射と為替の影響とは
さて、今回見ていくデータについてですが、ミサイル発射日を当日として、その当日と、前日翌日のデータも見ていきたいと思います。
・ミサイルが発射される前日
・ミサイルが発射された当日
・ミサイルが発射された翌日
ミサイル発射日の当日が土日の場合は、その前日とよく営業日となります。
それでは早速データを見ていきましょう。
ミサイルと為替の影響その1:2017年9月15日
まずは、直近のミサイル発射日である2017年9月15日です。
【前日】2017年9月14日(木)
(ミサイルが発射される前日)
日経平均株価(始値):110.470000
日経平均株価(終値):110.220000
【当日】2017年9月15日(金)
(ミサイルが発射された当日)
日経平均株価(始値):110.220000
日経平均株価(終値):110.840000
【翌日】2017年9月18日(月)
(ミサイルが発射された翌日)
日経平均株価(始値):110.870000
日経平均株価(終値):111.560000
という為替状況となりました。
この日の結果としては、ミサイル発射日と翌日を比較すると、円安になりました。
また、発射日当日と前日を比較しても、円安という結果になったわけですね。
北朝鮮と日本は近いですし、いくらアメリカを威嚇しているとはいえ、日本の上空をミサイルが通過しているため、市場では日本へ対しての不安があったのかもしれません。
そのせいで、円の価値が下がるという心理から円が売られる動きとなり、円安に働いた可能性があります。
別のミサイル発射日を見てみましょう。
ミサイルと為替の影響その2:2017年8月29日
続いては、こちらです。
8月29日の弾道ミサイル発射のときのデータです。
【前日】2017年8月28日(月)
(ミサイルが発射される前日)
日経平均株価(始値):109.249000
日経平均株価(終値):109.240000
【当日】2017年8月29日(火)
(ミサイルが発射された当日)
日経平均株価(始値):109.250000
日経平均株価(終値):109.740000
【翌日】2017年8月30日(水)
(ミサイルが発射された翌日)
日経平均株価(始値):109.740000
日経平均株価(終値):110.220000
さて、こちらも前回のデータ同様に、円安になっています。
終値だけを見ますと、前日→当日→翌日の順に円安になっていますね。
ミサイルと為替の影響その3:2017年8月26日
さて、次は先ほどのミサイル発射日の3日前に発射された日です。
8月26日は土曜日でしたので、その前日の金曜日と明後日の月曜日の日経平均株価のデータをまとめてみます。
【前日】2017年8月25日(金)
(ミサイルが発射される前日)
日経平均株価(始値):109.550000
日経平均株価(終値):109.340000
【当日】2017年8月28日(月)
(ミサイルが発射された当日)
日経平均株価(始値):109.249000
日経平均株価(終値):109.240000
さて、こちらは少しですが円高という結果になりました。
ミサイル発射日が土曜日ということもあり、思ったよりも被害がなかったため、市場に影響を及ばさなかったのではないでしょうか。
ミサイルと為替の影響その4:2017年7月28日
さて、最後は、2017年7月28日の弾道ミサイル発射の日のミサイルと株価の影響についてまとめてみます。
【前日】2017年7月27日(木)
(ミサイルが発射される前日)
日経平均株価(始値):111.150000
日経平均株価(終値):111.220000
【当日】2017年7月28日(金)
(ミサイルが発射された当日)
日経平均株価(始値):111.260000
日経平均株価(終値):110.650000
【翌日】2017年7月31日(月)
(ミサイルが発射された翌日)
日経平均株価(始値):110.630000
日経平均株価(終値):110.250000
こちらは、これまでの傾向とは違い、終値だけを見ますと、すべて円高になっています。
前日→当日→翌日の順で円高ですね。ただし、金額にすると微々たるものですので、ミサイルの影響は特になかったと言えるのではないでしょうか。
まとめ
「北朝鮮のミサイルによる為替の影響」について、ご紹介しました。
ミサイルを発射した当日と、前後の日にちの為替を見てきましたが、結論としてはこうです。
・ミサイル前日
→影響なし
・ミサイル当日
→円安の傾向あり
・ミサイル翌日
→円安の傾向あり
直近のミサイル発射日では、主に円安の傾向にありましたため、このような結論とさせていただきました。
概ね円安にせよ円高にせよ微々たる変化ですので、ミサイルによる為替の影響はぼほないと言っていいのではないでしょうか。
それでは、また!
スポンサードリンク